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品質管理

糸川 友透 (イトカワ トモユキ)

会社の運命をも握っている。
この責任の大きさが、品質管理の誇り。

Profile プロフィール

2014年中途入社。大学で応用化学を専攻し、卒業後は都内の香料メーカーにて食品用の香料開発を手がける。その後、住まいに近い茨城県内で働きたいと考え、東洋工業へ転職。現在は関東工場の品質管理担当として、材料や製品の検査、生産ロスの削減などに励んでいる。2児の父で育児にも奮闘中。

残されたヒントをもとに、品質向上のカギを探す。
まるで探偵のような仕事です。

東洋工業は品質第一の会社。全社員が製品クオリティの高さに高いプライドを持っていて、それがお客様に選ばれる理由にもなっています。そんな品質を守る最後の砦となるのが品質管理。工場では主にコンクリート製のブロックを作るのですが、その原料である砂や砕石の粒度が基準値を満たしているか検査したり、製品の出来上がりを調べたりする業務を担っています。また、不良品を少しでも無くせるよう生産ラインを改善するのも私の役目です。

複数ある業務の中でも特に難しいのが、生産ラインの改善。例えば製造途中でブロックがよく欠けてしまう問題があった時、その要因を探り当てるのは一筋縄ではいきません。当社の製品は様々な加工技術が加えられているため、問題箇所を特定しづらいのです。そこで私は、培った経験と自分の感覚を頼りにしながら、一つ一つの工程を遡ります。問題は機械にあるのか、原料にあるのか、作業手順にあるのか…と、工場内を見て回ったり話を聞いたりして解決のヒントを探っていくのです。そういえば、探偵の仕事に少し似ているかもしれませんね。簡単に進む仕事ではないからこそ、無事に原因が分かって改善された時には、何とも言えない嬉しさや安堵感が込み上げます。

家庭事情を考慮して、仕事を調整してもらえる。
そんな環境が嬉しい。

私が転職して良かったと思うのは、プライベートの時間を取りやすくなったこと。以前は都内に職場があり、通勤に片道2時間ほどかかるのが悩みの種でした。仕事が遅くなった日は、帰宅が深夜近くになることも。今は、家から近い職場で残業もほぼなし。生活がとても楽になりました。

実は品質管理というのは、追求しようと思えばいくらでも業務を増やせる仕事なんです。それでも残業せずに帰れているのは、自分で業務を管理できる裁量の大きさがあるから。私の場合、今は2歳と3歳の子供がいるので、育児に力を入れられるよう業務量を少し抑えさせてもらっています。

裁量の大きさは、他の面でも感じることがよくあります。先ほど話した生産ラインの改善も、マニュアルや外部の勉強会を参考にしてはいますが、解決に至るプロセスは自分なりに試行錯誤して作っていったもの。「こうしないとダメ」という固いルールはなく、むしろ社員の意思をとても大事にしてくれるのは、当社一番の魅力かもしれません。

今後目指していきたいのは、品質で業界No.1になること。高い目標ではありますが、社員の意欲を全力で後押しするこの会社でなら、実現できると思っています。