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営業技術

熊山 雅登 (クマヤマ マサト)

お客様の安全を守る有識者であり、
教育訓練プログラムの立案者でもある。

Profile プロフィール

2016年中途入社。大学時代は有機高分子について学ぶ。前職では歯科材料メーカーで約10年開発に携わった。キャリアの幅を広げたいと、東洋工業には営業として入社。
2020年に営業技術に異動し、セミナーの運営や教育訓練プログラムの企画にもチャレンジしている。

お客様の安全を守るために助言する、有識者。

営業技術とは、「エクステリアやランドスケープにおいて構造計算を行ったり、法律や学会規準に照らし合わせた説明や回答を行うなど、営業活動の中の専門的な部分を担う部署」です。当社が提供するコンクリートブロックや敷材などは、商品1つで成り立つものではありません。ブロックが積みあがって塀になったり、敷材が組み合わさって道になったり。どうやって使われるかは現場によって違います。

ブロックを無尽蔵に積み上げて高い塀をつくったら、危ないですよね?そういう理由で、商品の使い方に関しては、法律や各協会の決まりがあります。でも、その安全基準をご存じじゃないお客様も中にはいらっしゃって。どなたにでも安心して商品を使っていただくために、サポートが必要となります。そこで、私たち営業技術が「塀はこの高さが安全です」「こうしたブロックを使ってくださいね」といった技術的なアドバイスを行なっているんです。

自分が安全性を保証する立場となるため、責任は重大。だからこそ、異動後は建築基準法の本を読み込むなど、勉強の毎日でした。業務に使用する資格も、会社のサポートがあり、無事取得することができました。現在は、他の会社の技術担当の方々と一緒に、より詳細な安全基準についてもディスカッションできるまでになりました。会社代表の有識者として、陰からお客様の安全を守る。そんな誇りが私たちにはあります。

老舗企業は堅くて厳しい、という固定観念を壊してくれた。

入社して一番ギャップに感じたのは、社内の雰囲気です。というのも、70年近くの歴史がある企業ですから、革新よりも伝統を重視する厳しい風土なのではというイメージを勝手に持っていたんです。しかし、実際に働いてみるとカジュアルな雰囲気で、若手にもチャンスが回ってきやすい職場であることに驚きました。

たとえば、社内の会議について。私たち営業技術が働くフロアでは、販促企画やデザインといったほかの部門のメンバーも働いています。部門間の隔たりがないため、誰かの質問や何気ない一言から、議論に発展することもしばしば。HPやカタログの内容、デザインについてみんなでアイデアを出し合うことも多いです。

また、異動したばかりの頃に、上長から「教育訓練プログラムを考えてもらえないか」とお願いをされたこともあります。当時は営業向けの教育マニュアルがなく、拠点ごと、担当者ごとに知識量にばらつきがあって。そこを画一化するために、私が社内資格の基準や問題を考えました。現在は私がつくった教育訓練プログラムが人材育成の一環にも利用されています。

いい意味でフラットな関係性で、個人の裁量も大きい。東洋工業が老舗企業に対する私の固定観念を壊してくれました。